マグロの部位
マグロは部位によって食味が大きく異なり、値段も違ってきます。 背中側と腹側では脂肪の含有量が異なり、部位によって「赤身」「中トロ」「大トロ」と呼ばれます。頭とカマの部位は身がたっぷり詰まっており、DHAが豊富です。
DHAは大トロ、中トロ、赤身の順、鉄分は赤身、中トロ、大トロの順に多く含まれています。
大トロ
大トロは、腹身の最も脂が多い部分です。特にカマ下のカマトロは非常に美味しい部分です。マグロの部位の中で最も値段が高く、寿司店でも高級な寿司ダネとして扱われています。その柔らかい食感と蕩けるような脂身の旨みが大きな魅力となっています。
中トロ
中トロは、腹身と背身にあり、適度に脂が乗っており、大トロ、赤身、血合いをのぞいた部分です。中トロは、寿司店でマグロの部位の中で大トロの次に値段が高く、その脂の部分と赤身の部分のバランスがうまく調和し、特有の程良い甘みとしっとりとした脂の乗りが大きな魅力となっています。
赤身
赤身は、背側にあり、脂が少なく身は硬め、低カロリー、高たんぱくな部分です。寿司店では、赤身は「マグロ」の名称で呼ばれることが多く、その値段は大トロや中トロと比べて安いですが、特有のどっしりとした重量感ともちっとした食感から常に人気を博しています。また、脂分が少なく、水分とたんぱく質が多いので、結構ヘルシーとも言えます。
中落ち
中落ちとは、中骨の周りに残り、骨に付いている部分です。脂が乗っていて美味しいです。寿司店では、ネギトロの材料にも利用されています。